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もしも武田勝頼が長篠の戦いで勝っていたら?織田信長・徳川家康が負けていたら?

戦国時代の鉄砲

織田信長・徳川家康の同盟軍が武田勝頼を打ち負かした長篠の戦い(設楽原の戦い)。

この敗北から武田勝頼は滅亡への道を辿っていくこととなります。

逆に織田・徳川は、武田領や武田家臣を支配下にし、天下統一への道を歩んでいくのは良く知られた史実です。

では、もし長篠の戦いで武田勝頼が勝利していたら?

織田・徳川が負けていたら?

歴史が変わった可能性は大いにありますよね。

では、そんな興味深い戦国IFを紐解いてみましょう。

目次

武田勝頼が勝利するためには

戦国時代の鉄砲

まず考えなければならないのは「武田勝頼が長篠の戦いに勝利するためには」です。

  • 武田家も鉄砲を活用する
  • 織田・徳川の鉄砲対策をする
  • 味方の進言を受け入れ撤退する

武田家も鉄砲を活用していたとする記録もありますが、織田・徳川の鉄砲に対して数が足りません。

鉄砲の重要度を強く持ち、調達に力を入れ、鉄砲対策まですれば勝利の目はあったはず。

また、山形昌景や馬場信春の進言を受け入れ、撤退での仕切り直しという手もありました。

優秀すぎる武田家臣団ですから、鉄砲の重要度さえ理解していれば、五分五分以上の戦いは不可能ではありません。

十分に優位な戦運びをできたはずで、これまで築いた勝利をさらに重ねることも難しくなかったはずです。

もしも武田勝頼が長篠の戦いで勝っていたら

戦国武将の生き残り

もしも武田勝頼が長篠の戦いで勝利していたら、失ったはずの武田四天王を初めとする多くの家臣は存命のはず。

その勢いのまま織田・徳川領の侵攻も進んでいたことでしょう。

そして、徳川領と家臣を支配し、織田包囲網を強めて信長を打ち破り、上洛で足利義昭を擁立したのではないでしょうか。

その後、室町幕府を再建させたか、武田勝頼自らが将軍職につき、新幕府体制を取ったかは微妙な線だと思います。

いずれにせよ、武田家が長篠の戦いで勝利していたら、天下取りをしていた可能性は低くないはず。

武田幕府を開く?

戦国時代の城

武田幕府を開いたとして、徳川家の江戸幕府のように260年続いたか?と考えると答えはNO。

源氏の鎌倉幕府、足利家の室町幕府のような短命が武士政権の宿命な気がします。

そして新たな乱世が続き、諸外国の脅威により、最悪は植民地化までされていたのかもしれません。

結論として、徳川家の江戸幕府は例外で、非常に偉大だったと感じます。

では、その徳川家はどうなるか?

もしも徳川家康が長篠の戦いで負けていたら

もしも徳川家康が長篠の戦いで負けていたら、三方ヶ原の敗北もあり、「武田家には勝てない」と刷り込まれ、降伏への道を選んでいたかもしれません。

織田家か武田家を選ぶなら、武田家を選んでいた可能性は低くないでしょう。

ということは、自害するはずの築山殿・徳川信康事件も起こりませんし、跡継ぎも順当なら信康になるはず。

そして、武田家が幕府を開いた場合、豊臣家の五大老のようなポジションに徳川家康が付いていた可能性も大いに考えられます。

補足:武田家は甲斐源氏の血筋なので、幕府を開く道は高く予想されます。

ただし、武田家の跡継ぎ問題を考えると、豊臣秀吉・秀頼政権のようにはならない可能性も高いです。

ということは、徳川家は、最高でも武田家の重役ポジションで終わった可能性が高いのではないでしょうか。

もしも織田信長が長篠の戦いで負けていたら

負け戦

もしも織田信長が長篠の戦いで負けていたら、これまでの勢いは衰えたに違いありません。

たかが一敗と言えど、徳川家康が武田側につくきっかけにもなり得ます。

足利義昭による織田包囲網が再構築され、本能寺の変が起こるまでもなく、織田家瓦解の危機とまでなったかもしれません。

そして、明智光秀・羽柴秀吉がどう動くのか?

いや、動いたとしても、徳川家を吸収した武田家には誰も敵わないとも言えるでしょう。

なぜなら、羽柴秀吉は小牧長久手の戦いで徳川家康に敗れているからです。

そのまま京都洛中を武田家に奪われ、足利義昭を擁立され、新幕府体制を固められていた可能性も十分に考えられます。

羽柴秀吉はそのまま武田家に仕えるかは微妙なところですが、豊臣の天下となった可能性は低いのではないでしょうか。

結論

  • 武田家が徳川家を吸収して天下を取っていた
  • 織田家は滅亡
  • 豊臣家の天下とはならない

こう考えると、長篠の戦いは天下分け目の戦いだった可能性も十分に考えられます。

と言っても、武田勝頼が長篠の戦いに勝つ可能性は低いと思われますが。

じゃあ武田信玄なら?とも考えてしまいますが、寿命には勝てないのがIF(もしも)の終わりどころでもあります。

歴史のIFは尽きないですが、次回の「もしも」でまたお会いしましょう。

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