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もしも関ヶ原の戦いで小早川秀秋が裏切らなければ?西軍は勝っていた?

戦国時代の鉄砲
関ヶ原の戦いの史実
  • 戦力は石田三成率いる西軍8万と、徳川家康率いる東軍9万(諸説あり)
  • 基本的には東軍優位で6時間で決着
  • 小早川秀秋の裏切りがきっかけで大谷吉嗣軍が壊滅・西軍敗走

天下分け目の「関ヶ原の戦い」

その関ヶ原の戦いの分け目のひとつが「小早川秀秋の裏切り」です。

吉川軍の空弁当(弁当を食べるふりをして攻めない)など、一致団結していない印象の西軍ではありますが、小早川秀秋の裏切りさえなければ、形勢は違ったものになったかもしれません。

そして、石田三成が徳川家康に勝利していれば、豊臣政権と江戸幕府の世は逆転していた可能性まであります。

ただ、小早川秀秋が裏切らないだけで西軍は勝利できたのか?

西軍が勝利すれば徳川家康の世にはならなかったのか?

歴史のIFを考察してみます。

目次

もしも関ヶ原の戦いでの小早川秀秋の裏切りがなければ?

  • 小早川秀秋が傍観を続けるか、参戦するかで全く異なる
  • 小早川秀秋が傍観を続けるなら東軍勝利のまま
  • 小早川秀秋が西軍として参戦しても形成逆転までは難しく東軍勝利のまま
  • 小早川秀秋が裏切るふりをして、徳川家康を側面から攻撃するなら西軍勝利の可能性
  • 小早川秀秋の動きを見て、他武将が奮戦するなら西軍勝利

個人的には、このように見ています。

基本的には西軍不利・東軍有利で、小早川秀秋の裏切りは決定的な要因ではありません。

小早川秀秋の裏切りが無くても、東軍は勝利していたことでしょう。

しかし、小早川秀秋の西軍としての参戦の仕方次第では、戦局も大きく変わるものと考えます。

小早川秀秋が参戦すれば?

戦国時代の鉄砲

実際に戦闘に加わっているのは石田三成5400、大谷吉継1800、小西行長6000、宇喜多秀家16000の計31200人と言われていて、西軍8万半数以上がまともに戦えていません。

小早川秀秋が参戦した場合、この傍観していた他武将(空弁当の吉川広家等)も戦闘に加わる可能性があります。

しかし、吉川広家はよほど形勢が西軍に傾かないと、家康との密約を守ったまま動かないでしょうし、他にも寝返り工作を施されている武将たちもいました。

「勝ちそうな方につく」という武将たちも多かったのではないでしょうか。

西軍・石田三成が関ヶ原の戦いで勝つには

無念の戦い

西軍・石田三成が勝つには、島左近の勝利した杭瀬川の戦いから圧倒的に形勢有利を保ち、諸将に勝てる気配を見せつけるしかない気がします。

それ以外は、短期戦か長期戦か変わるだけで、家康の勝利は揺るがないのではないでしょうか。

  • 徳川家康の情報戦と根回し工作の狡猾さ
  • 石田三成の人望と根回しが足りなさ

ここが全てで、基本的に西軍が勝つには、勢いまま周りを巻き込むパワープレイしかない形勢だと思います。

もしくは、黒田如水(官兵衛)を九州から引きずり出して味方とできれば光明が見えるかもしれません。難度は高いですが。

まとめ

  • 小早川秀秋の裏切りに関係なく、西軍・石田三成が勝つのは難しい
  • 戦に関して徳川家康が石田三成を上回っているため

天下分け目の関ヶ原の戦いとあって、「もしも西軍・石田三成が勝っていたら?」「小早川秀秋さえ裏切らなければ…」という思いにもなってしまいますが、現実は厳しいものとも考えられます。

石田三成が関ヶ原の戦いに勝つには、朝鮮出兵での人望低下から見直さなければならないかもしれませんね。

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